一俳優の告白―ローレンス・オリヴィエ自伝
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俳優になる人って |
ローレンス・オリヴィエという大俳優の自伝です。読むと「ああ、役者になる人ってやっぱり。。普通じゃないんだな」というか、なんか大げさなところもあります(笑)てっきりヴィヴィアンが捨てられたと思い込んでいた(かれによるとそうではないそうな。。)V.リーとの結婚生活の破綻の様や、生い立ち、取り組んだ作品など、興味深い本です。
マリリン・モンローとのくだりは大笑いです。
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必殺ウラ話から高度な芸術論までてんこ盛り! |
これはタイトルにconfessionsとあからさまにあるくらいだからホントの「告白本」と言えましょう。とにかく最初の夫人とのロマンチックな青年らしいおつきあいと結婚にはじまり、それが自分の浮気で破壊されていく様。2年間にわたる怯えながらの浮気生活、そして再婚できたかと思うと今度は第2婦人の浮気とそれにともなった精神的病。彼女の愛が自分だけに対するものではないということがわかってからも彼女の病のために見捨てることができないジレンマ。それでも第3婦人となる女性がすでに現れ、もうどうしようもない状況での破局と離婚。おまけにところどころにいかにも英国らしいゲイ的関係までほのめかされたりしていて。
こんな私生活を送りながらあれだけの舞台と映画を作り続けて来られたのだから、オリヴィエという人は恐ろしい精神力を持っていたのだなあと感心する。
もちろん話は私生活のことだけにとどまらない。イギリスの劇場における楽屋裏話、ハリウッドの役者や監督とのおつきあい、特にナショナル・シアター以降については演出家との対立やキャスティングの問題点なども反省の念をこめて語られている。特にやはりオリヴィエ!シェイクスピア劇における役作りにはかなりの部分が割かれているのだけれど、基本的に自叙伝ということで、話が時系列に進められていくためにまとまったものになっていない。だからこそ、この後に「演技について」という、もう一冊の本を書くことになったのだろうと思う。
あと生意気なようですが翻訳について、小田島御大はご自分でも後書きに申し開きのようなことを書かれておられるが、それだけじゃないぞ、と言いたいですね。
でももし日本で大俳優、例えば(あくまでも例えばですよっ!)仲代達矢とか故・三船敏郎あたりがこんな本出したら凄いだろうなあ。


